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【キャリア再発見セミナー】「シゴトを人生の友」と言える幸せ 平賀充記さんの出版記念セミナーが開催されました。

2017.03.09 | NOVEL Academy

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 2月22日に、ツナグ働き方研究所所長 平賀充記さんの著書「非正規って言うな!」の出版記念セミナーを開催させて頂きました。 フロムエー、タウンワーク、とらばーゆ、ガテンなど、数々のメディア編集長を歴任したアルバイトの専門家が、現在の労働問題を鋭くエグッた作品として注目されています。 通常の出版記念セミナーというと、本の内容に関するセミナーが多いなかで、今回は「本を出版してみて感じたこと」について、「夢=シゴト=幸せ」という観点で、シゴトと夢について語っていただきました。さて、「多様な働き方」を研究する調査研究機関で働く平賀さんの考える「シゴトと夢」とはいったい??   2017022_NOVEL_シゴトが人生の友85 (1)_2 「本を書いてみたかった。自分の足跡を残したい。」 これが平賀さんが描いていた夢でした。昨年に著書を出版され、まさにその夢が叶いました。「シゴトが人生の友と言える」と感じた瞬間です。 本を出版することは「運命」だったのか?「たまたま」だったのか? 答えは真ん中くらい…と平賀さんは話します。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 「作家になるために、今まで頑張ってきたわけではないけれど、それなりにそこに行けるように、人生を寄せていく」 「モノづくりがしたい」→「編集長になりたい」→「本を出版したい」→「文化人になりたい」 夢は移り変わるものです。そして、個人のキャリアは予期しない偶然によって、創られています。 例えば、平賀さんの場合、約30年間お勤めされているリクルート関連の会社との出逢いは、留年と面接大遅刻がきっかけでした。この偶発的な事故が起こらなければ、ご縁はなかったと話しています。面接当日の大寝坊。もう面接時間には間に合わないと、電話をかけると、ちょうどその日の11時に「空き」が出るとのこと。11時にオフィスに向かい、面接を終えると、お昼で、面接担当者とランチを食べに行くことになりました。そこで、さまざまな話をしているうちに、「面白い人材ではないか!」ということになり、採用が決まりました。 もし「面接のみ」で帰宅をしていたら、きっと今のわたしはないでしょう、と平賀さんは言います。あの時に、偶然訪れたランチの時間が、今のキャリアのきっかけなのです。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA その後も、予期せぬ名古屋異動や組織再編が、キャリアの足がかりとなりました。そこで気づいたことが、意外と周りの影響を受けて、自分の夢が形成されているということ。8割が予期せぬ出来事で決まり、ライトな気持ちでさくっと挑戦してみると、そこに行けるように、自分自身が人生を寄せていっているのです。 転がっている偶発性。偶然の出来事を大切にすると、周りの影響で、夢が見つかり、実現へ導いてくれる。「夢」と言われると、大きなものを想像してしまうけれど、案外ライトなものではないか?と平賀さんは説きます。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 人は、「幸せ」を求めます。 幸せとは?なにが幸せ?どこまで行けば幸せ? 「幸せのありかた」は人によって異なります。幸せも夢の実現も、決めるのは自分自身です。 「所得=幸せ」と、世の中は過大評価しがちに思います。イリュージョンに、フォーカスし、自分の幸せを、他人からの評価に委ねてしまっていませんか? 夢は 叶わなくったっていい!夢をいったん置いて、またリベンジしたっていい! やってみよう!なんとかなる!ありがとう!あなたらしく! マイペースに、ライトに考え、取り組んでみてはいかがでしょうか? 2017022_NOVEL_シゴトが人生の友85 (1)_28 潔さの反対語を「執着」と捉えます。 平賀さんが、ノヴェルアカデミーで取り組んだ課題「葉っぱのフレディー」では、「死生観」について考えました。「死」についての明快な説明はできないけれど、50代を迎えた現在、「余生」を考えるようになりました。執着せずに、潔く生きていきたい。でも、いったい自分の潔いラインとは? 「人間50年 下天の内をくらぶれば 夢幻のごとくなり」 織田信長も言ったように、「50年」を潔いラインとして捉えると、これからは、あまりドロドロせずに、解き放たれた自由で生きたい。そして、もうひとつ自分の人生をデザインしていきたいと平賀さんは話します。これからの人生をどう生きていきたいか?夢の実現は、いつからでも、何歳からでも始められます。 過去への執着と、未来への不安を捨てること。これこそが、心の断捨離ではないでしょうか。 夢に向かって、とんでいける第一歩です。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA リクルートのメディア編集長を歴任した、「働く」の専門家が語る「シゴトが人生の友と言える幸せ」。 著書「非正規と言うな!」同様、多角的な視点と鋭い考察を、とても分かり易い引用を用いて、お話しをしてくださいました。毎日職場に通い、淡々と仕事をし、家に帰れば家族サービス。ルーティンの日常生活のなかで、「夢」を忘れてしまいがちな日々のなかに、実はたくさんの「夢」が転がっていて、偶然の出会いや出来事のなかに、実現の糸口があることを教えていただきました。平賀さん、とても興味深く、楽しいセミナーをどうもありがとうございました! ぜひ、平賀さんの出版著書はこちらからご購入いただけます。 >>>「非正規って言うな!」 平賀充記著 定価1,480円(税別) 平賀さん本 HOLSTEE社のマニフェストより “ THIS IS YOUR LIFE. DO WHAT YOU LOVE, AND DO IT OFTEN. IF YOU DON’T LIKE SOMETHING, CHANGE IT. IF YOU DON’T LIKE YOUR JOB, QUIT. IF YOU DON’T HAVE ENOUGH TIME, STOP WATCHING TV. IF YOU ARE LOOKING FOR THE LOVE OF YOUR LIFE, STOP; THEY WILL BE WAITING FOR YOU WHEN YOU START DOING THINGS YOU LOVE. STOP OVER ANALYZING, LIFE IS SIMPLE. ALL EMOTIONS ARE BEAUTIFUL. WHEN YOU EAT, APPRECIATE EVERY LAST BITE. OPEN YOUR MIND, ARMS, AND HEART TO NEW THINGS AND PEOPLE, WE ARE UNITED IN OUR DIFFERENCES. ASK THE NEXT PERSON YOU SEE WHAT THEIR PASSION IS, AND SHARE YOUR INSPIRING DREAM WITH THEM. TRAVEL OFTEN: GETTING LOST WILL HELP YOU FIND YOURSELF. SOME OPPORTUNITIES ONLY COME ONCE, SEIZE THEM. LIFE IS ABOUT THE PEOPLE YOU MEET, AND THE THINGS YOU CREATE WITH THEM SO GO OUT AND START CREATING. LIFE IS SHORT. LIVE YOUR DREAM, AND WEAR YOUR PASSION.” (日本語訳) “ これはあなたの人生です。 自分の好きなことをやりなさい。そして、どんどんやりなさい。 何か気に入らないことがあれば、それを変えなさい。 今の仕事が気に入らなければ、やめなさい。 時間が足りないのなら、テレビを見るのをやめなさい。 人生をかけて愛する人を探してるなら、それもやめなさい。 その人は、あなたが好きなことを始めたときにあらわれます。 考えすぎるのをやめなさい、人生はシンプルです。 すべての感情は美しい。食事を、ひと口ひと口味わいなさい。 新しいことや人々との出会いに、心を、腕を、 そしてハートを開きなさい。 私たちは、お互いの違いで結びついているのです。 自分のまわりの人々に、何に情熱を傾けているのか聞きなさい、 そして、その人たちにあなた自身の夢も語りなさい。 たくさん旅をしなさい。 道に迷うことで、新しい自分を発見するでしょう。 ときにチャンスは一度しか訪れません。しっかりつかみなさい。 人生とは、あなたが出会う人々であり、 その人たちとあなたが作るもの。 だから、待っていないで作りはじめなさい。 人生は短い。 情熱を身にまとい、自分の夢を生きよう。”