BLOG

外国人への賃貸はリスク?

2020.07.10 | コラム

おかげさまです。蔭山です。
オーナーのための不動産チャンネルをご覧いただき、ありがとうございます。


今回は、外国人への賃貸と対策、についてお伝えします。


まずは、これをご覧ください。(画像でお話している内容です)


みなさん、どこの国の言語かお分かりでしょうか?


正解はのちほどお伝えしますが、外国人といっても、様々な国籍の方がおられます。


4~5年前までは、入居申し込みの多い外国人では、中国の方がほとんどでした。


しかし、ここ数年でそれは様変わりしており、最近顕著なのは、ベトナムやネパールなどの東南アジアの方が圧倒的に多くなっています。


何らかの目的や希望を持って日本に来た外国の方に対して、住環境を整える一役を担うということは、社会的意義があります。


しかし、多くのオーナーの本音は、日本人の入居者で統一しておきたい、というのが実情ではないでしょうか。

もちろん、その姿勢も間違いではありません。


外国の方の入居を避けるというのは差別的な意味ではなく、あくまでリスク回避の観点だからです。


これは、外国の方のいち個人の善悪ではなく、国ごとの慣習の違い、そしてそこから生じる行動が、本人に悪意がなくても、日本の住環境のなかでは理解されない点が多いからです。


管理をしている現場の実感としても、入居後トラブルは、外国の方のほうが圧倒的に多いのは事実です。


では、どんなトラブルが多いでしょうか。


1、賃料滞納


2、単身用なのに複数人で同居


3、真夜中の騒音


4、ベランダからタバコポイ捨て


5、未通知のまま退去


1の賃料滞納については、入居時に保証会社に加入してもらうことでリスク回避ができますが、2~5は、事前に回避する方法はなかなかありません。


しかし、そうはいっても、地域によっては、入居募集に対する問い合わせの8割が外国人というケースもあるほど、需要があるのも事実です。


ワンルーム供給過多の状況下、日本人だけに固執して空室のままとするのか、或いは空室を改善していくという目的で外国人も広く受け入れていくべきなのか・・・


この選択に迫られるオーナーは今後増えると思います。


そんななかで後者の選択、外国人入居者を受け入れていくということであれば、いかに入居後のトラブルを防いでいくかがポイントとなります。

その一例が、さきほどの文書です。


さきほどの文書、正解はベトナム語です。


何が書いてあるのか・・・


これは、騒音問題における注意文書です。


外国人入居者は、日本語を理解して喋れることが多いのですが、賃貸借契約書など難しい専門的な文言は理解されにくいです。


そのため、その国の言葉に訳して、内容もポイントを抑えたシンプルな文書とすること、そして直接、面前で伝えていくこと、


このふたつだけでも、未然にトラブルを防ぐ効果があります。


当社の管理物件でも、ベトナムや中国の方が入居されているマンションがありますが、当初は多かったトラブルも、こういった母国語での文書のシステムに変えてからは、トラブル自体が激減しています。


今はインターネットでどの言語でも翻訳できますし、もっと精度をあげた翻訳であれば、外国人専門のリーシング会社とパートナーを組むのも良い方法です。


今回は以上となりますが、最後までご覧いただきありがとうございました。

よろしければ、チャンネル登録と高評価のほど、よろしくお願いします。

お陰様です。蔭山でした。ありがとうございました。