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NOVEL Academy The LIVE vol,1「KATARU-語る-」 レポート

2016.03.17 | NOVEL Academy

3月4日(金)に、NOVEL Academy The LIVE「KATARU-語る- vol,1 田村 寛之さん」が開催されました。 約25名の方々にお越し頂き、第3期生の田村寛之さんのリーダー像に耳を傾けました。 1 田村寛之さん ●「川崎」の地域活性化の仕掛人。認知度の低かった地元野菜に目をつけ、野菜を中心に「カワサキ」を盛り上げるプロジェクトを次々に立ち上げる敏腕プロデューサー。野菜以外にも、駅前のゴミ拾いや川崎経済新聞の編集長など、多方面にわたり、活躍している。今年で20年目、横須賀米軍基地の消防士をしながら、さまざまな活動を行う行動力抜群の多才なリーダー。 田村さんの行動力をひとつひとつ紐解いていきます。 彼の行動力の原点は、「とにかく楽しむこと!」。 img_2f309b92e25f236fcc9aa271402a14f11024752 20歳の時から、横須賀米軍基地の消防士として働いています。勤務体系は24時間ずつの1日置き。休日や空き時間を利用して、住居を構える「川崎」に関する活動をしています。内容としては、ゴミ拾いのボランティア団体「green bird」のリーダーをはじめ、川崎野菜のブランディング「農園フェス」、多摩川での防災ワークショップ「TAMAGAWA  CAMP」など、地域に根づいた活動を行っています。 横須賀米軍基地の消防士映像はこちらです。↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ https://video-sit4-1.xx.fbcdn.net/hvideo-xtp1/v/t42.1790-2/12541234_1550672171918219_1943504256_n.mp4?efg=eyJ2ZW5jb2RlX3RhZyI6InN2ZV9zZCJ9&oh=34d9c93397ae9defbf52abe5e19104f5&oe=56E13E8E 「ワクワクするようなコトを!」 田村さんのキーワードは「アイデア」、「発想」、「アクション」、「挑戦」。 昔から消防士の傍ら、さまざまな活動をしてきたという田村さん。「ワクワク」することに次々に挑戦し、できることを惜しみなく出していくなかで、現在もっとも注力しているのが「川崎」とのかかわり。横須賀育ちの田村さんですが、はじめは、あまりよい印象がなかったという川崎。川崎といえば、「工業都市」のイメージが強く、環境に対する、周囲の評価がなかなか厳しいことでも有名です。しかし、ご自身のお子様のことを考えるうえで、居住地域である「川崎市」の環境に目を向けるようになったと云います。 そこから田村さんは動き出します。 自分のできること…。田村さんの主な活動の一部です。 ○「街をキレイにすること」 街のごみ拾いNPO法人「*green bird」に「川崎駅チーム」を立ち上げました。 「ポイ捨てするなんて、かっこ悪い!」というコンセプトの下で、子どもから大人まで参加するごみ拾いボランティアは、月に2回の活動。田村さんの姿に共感し、多くの人が川崎チームに参加をしています。今では、行政や企業も協力した活動の一環とした「BAY CAMP」と言う日本一クリーンなロックフェスとして一躍注目を浴びました。 *green birdとは、「きれいな街は、人の心もきれいにする」をコンセプトに誕生した原宿表参道発信のプロジェクト。 12705614_1708057689463495_1537698200903679635_n ○「人の命に関わること」 防災や救急のプロとして働いているなかで、「もっと自分にできることは?」と始めたのが、TAMAGAWA CAMP 。災害を乗り越える知識を「楽しく」身につけるワークショップです。「市民レベルで立ち上がる」「自分の役割」をコンセプトに、それが田村スタイルです。 12647120_1157252864285882_9153448125083660863_n ○「ブランディング」 川崎を知っていく中で、もっとも驚いたこと。それは、川崎に「農園」があることでした。3人の子供の父である田村さんは、「食」について、以前から色々と調べていたと云います。そこで、住んでいる地域の「食」のブランディングを始めます。実際に農家に赴き、作物や農家さんたちと触れ合いながら、信頼関係を築いていきました。そのなかで、自分は何ができるのだろうか?過去の経験から、メディア戦略やブランディングを「人よりは少しだけ得意としていた」と言う田村さん、その経験からクラウドファウンディングで資金を集め、ラジオ番組を制作するなど、広く川崎野菜を発信するきっかけを作りました。今では、「神奈川食べる通信」という紙媒体の発行や武蔵小杉駅でのJRとのコラボ企画「武蔵小杉駅マルシェ」など、自身がソフトとなって前に出ることで、ブランディング(広告塔)を積極的に行っています。   content_cece785eb92cd643f5e788e5f37e3d933a76f56c これだけアクティブで、向うところ敵なし!のイメージの田村さんですが、実は「恥ずかしがりや」。以前は、写真を撮られることも苦手でした。 しかし、どこかでスイッチが入ったと云います。 「僕が前に出ないでどうすんだ!!!」「これじゃいけない!」 この意識に変わったとき、(自分自身の役割に気づいたとき)から、グン!と行動も変わりました。 自分自身ができることは、「きっかけづくり」=場をつくること!待っている人を飽きさせない! 得意なことは、ブランディング、価値をあげる努力をすること。 待っていてもチャンスは訪れない。 「全てのサービスを行政に頼らない社会」づくりが、現在のテーマです。 3 田村さんにとって、現在の自分のリーダー像とは? 「見て見ぬふりができない。放っておけない。おせっかい。」 続けているからこそ、いろんな人が共感をしてくれるのではないか?と思っている。 この機会で、自己分析をしてみてわかったことは、「全く意識してない、、、笑」 そんな、フラットで清々しい田村さん。 もっと、川崎の為の活動の幅を広げていきたい!と新たな活動も始めています。 田村さんが設立した社団法人「カワサキノサキ」。 *川崎の農業に対する紹介VTRはこちら→https://vimeo.com/152695889 川崎野菜のブランディングを中心に、行政やJAが出来ない公益的な事業を代わりに運営しては?と川崎市を更に盛り上げる決意をしました。強い将来性と更に本気度が増している田村さん。社団法人をもっと大きなものにしていきたいと思っています。2足以上の草鞋生活はどこまで行くのか? 「なんでも来い!!!!!」 リーダーとして、自分がやること。それは、一緒に夢を語れるような仲間を集めることです。 だから、まずは僕と繋がってください。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA アクティブで行動力抜群の田村さんに、参加者も驚きながら、リーダーとして奮闘する田村さんの行動に心を打たれていました。最近、一般的な川崎のイメージがよくなっていることを感じます。市民が純粋に街に貢献することは、行政やそこにオフィスを構える企業の意識をも変化させていくことを、今回のKATARUの講演で学びました。まずは、足下。自分の住まう地域に対して、「自分ができることをする」。生きることの本質がそこにあるような気がします。 次世代のリーダーを育成する「NOVEL Academy」は、自分自身の中にあるリーダーシップを見つける旅です。受講する皆さんが、課題を通して、どんな自分に出逢うのか?仲間の人生の共有を通して、自分自身に気づいていく楽しみを、ぜひ共に味わって頂きたく思います。 NOVEL Academyとは → https://novelasset.co.jp/media/2151 お問い合わせ NOVEL Academy事務局 0120-23-5011 info@novelasset.co.jp