リーダー・経営者勉強会3回目。企業力の向上には、何が必要なのか?
2014.06.12 | NOVEL Academy
4月より開講しております。 リーダー・経営者勉強会もおかげさまで、第三回目を迎えることができました。
新たに加入いただける方も増え、場所も、赤坂より、NAGAYA AOYAMA FLEXROOMに移動させて頂きました。 これもご参加いただき支えてくださるメンバーの皆さまのおかげです。 ありがとうございます。 本勉強会の学びは、伝える側の一方通行ではなく、参加されるお一人お一人の体験の分かち合いからの気づきの中にあります。自分たちが本来持っているものを思い出していくそんな時間を創っています。 ここで、なぜ私がリーダー・経営者を募って、勉強会をはじめることになったのか、昨年から行っている企業コンサルティングとわたしの実体験を通して、すべての問題解決の糸口は「自分の心を開くこと」にあると確信しました。 リーダー・経営者は、「自身の役割」からなかなか真に心を開くことがないように感じます。 しかし、スタッフの成長やチーム力の強化のために、スタッフには心を開くよう諭す・・・。 組織の精神的支柱である、私たちこそが一番に心を開かずして、スタッフは心を開くでしょうか? 私の実体験です。 以前の私の青山のオフィスには自分の部屋がありました。 スタッフ6名と私でしたが、床面積の約半分は、私が使っていました。 ドアがあり、鍵がかかります。 なので、人と話したくないときはいつも鍵をかけていました その頃の私の考え方はこうでした。 会社の重要な仕事は 「すべて自分が執り行っている。」 営業、資金繰り、人材、私には責任があるし、それに伴う苦労もある。 だから、心静かに自分の時間を持てるスペースが必要。私とスタッフとは違う。だから、私が方針を決めて進むのでみんなは、与えられた役割で頑張ってほしい。 ある時、会社の事業方針変更に伴い、スタッフの半分以上が退職することになります。 空いてる机を見て、少しさみしさを感じ、このままじゃ、会社も盛り上がらないから自分も移動しようと思い、自分の部屋を応接室へと開放して、みんなと同じシマの机に座りました。 そこで発見がありました。 それは、みんなが会社のためにお客様のために、夜遅くまで一生懸命に対応していることや資料作りをしていることでした。 自分だけが重要な仕事をしている・・・? これは自分の勘違いであった。 みんなそれぞれ、自分のやるべきことを一生懸命やってくれていたのに、自分は大変さにかまけて、そのことに気づけないだけであった。 自分の業務は重要な仕事、他はアシストの仕事? 私は、重要かそうでないかを一体何で決めてきたのだろう? たぶん、自分の業務は、スタッフに理解されないだろうという仮説のもと、「壁」を創ってきたのだ。 うまく行かないことをどこか、人のせいにしてこなかったか? こんな自問自答が続きました。 そうか、壁を創ってきたのは自分だし、自分が心を開かないから、スタッフとの間に距離が生まれて、いろんな感情を味わいながら、離職して行ったのだ。相手との分離感を持つとこのようになるのだ。 相手にどのように思われるかではなく、素直に自分の思っていることをすべて話していこう。 これからは自分の思っていること、感じていること、やりたいこと、フルオープンでみんなに伝えて行こう! このように決意しました。 新しい計画の発表やヴィジョンの整理、これからの会社についてしっかり話し合いました。 近くの場所に座ることで、会話や確認が増えました。 仕事の話中心だったのが、趣味やプライベートな話が増えるなど会話の質も変わってきました。 すると変化が生まれます。 状況を把握して的確に指示が出せあえるので、全体でのミスが少なくなりました。 効率が良くなり、お客様からお褒めのお言葉や喜びのお声を多く聞かれるようになりました。 当然、売り上げも上がってきます。 でも、何より、うれしかったのは、会社の中にみんなの笑顔が増えたことでした。 私がお伝えしたいことはひとつです。 リーダーが心を開けば良いチームになる。 そのためには、まずは、リーダーが心を拓くこと。 その気持ちが今の経営者勉強会の元になっています。 自分がの「が」を取り、「たち」