「不動産の仕事」出版記念イベント(東京)、ご来場の皆さま、誠にありがとうございました。
2016年4月14日(木)に、「不動産の仕事」出版記念イベント(東京)が開催されました。当日は、約60名の方にご参加頂きました。 今回、イベントにお越しいただけなかった方に、当日の様子をお知らせするとともに、お越しいただいた方へ感謝の気持ちで、当日のイベントの様子ををお届けしてまいりたいと思います。 -タイムテーブル‐ 18:30 開場 19:00 著者より「不動産の仕事」講演 20:00 休憩 20:10 ゲストを交えたトークライブ 「仕事のあり方」とは? 21:00 終了 まずは、小原秀紀より、著書「不動産の仕事」の講演です。 「不動産の仕事 ‐あり方が変われば、すべては解決する-」というタイトルで、はじまりました。 おかげさまで、3月9日発売以降、不動産関連一般書籍部門の1位を獲得させて頂いております。不動産従事者のみならず、そのご家族や他業界の方々からもご評価を頂いております。 「不動産の仕事」というタイトルにもかかわらず、なぜ業界以外の方々にも伝わっているのか? それは、「不動産の仕事」をやり方ではなく、「あり方」で説いているからです。仕事のあり方は、どの業界においても同じではないでしょうか?では、その「あり方」とは何なのか?を当イベントにて講演をさせて頂きました。7つの項目に分けた、やり方ではなく「あり方」の中身。そして、あり方を見つめる為の「MOY理論」を初公開致しました。 著者小原秀紀は、仕事を通して、ほんとうに最高の自分とつながり、自分との約束を果たしてほしいと願っています。それは、ご自身の「価値観の枠組み」を外して、受け入れることから始まります。そのために、必要なことは「自己を見つめ、学び続けること」です。学び続けるためには、やはり「場」が必要です。ノヴェルでは、不動産事業と並行して、自己のリーダーシップをみつける「NOVEL Academy」を主催しています。不動産と教育、一見すると、まったく別のことのようですが、その融合が、今回の発売著書「不動産の仕事」の内容です。 >>>講演会を随時承っておりますので、株式会社ノヴェル(0120-23-5011)まで、ぜひお問い合わせくださいませ。 休憩をはさんで、第2部。第2部では、業界の第一線でご活躍をする3名の不動産のプロとトークセッションを行いました。 まず、不動産売買部門からは、株式会社クレド 代表取締役 鈴木宏さんです。 「不動産業を価値ある仕事に!」不動産会社を背負うリーダーとして、専門性に長けた資格をもつ営業マンを育てること。自分たち一人ひとりがこの仕事に誇りをもつことで、業界全体に希望を配っています。業績、従業員数ともに、急成長をされている、不動産売買の会社経営者です。 賃貸仲介部門からは、完全紹介制不動産会社 誠不動産株式会社 代表取締役 鈴木誠さんです。 彼は自衛隊、アパレル販売員を経て、不動産業界に飛び込んだ、異色の不動産賃貸仲介営業マンです。とにかく「目の前のお客様に対して、正直に誠実に」という志のもと、契約だけでなく、居住後のフォローを大切にされています。お客様に寄り添う、人間力が魅力です。 賃貸管理部門からは、大手不動産管理会社 ハウスメイトパートナーズ株式会社 営業部 課長 谷尚子さんです。 男性社会の不動産業界のなかで、初の女性管理職(ハウスメイトパートナーズ)として、人の気持ちにたった女性らしい気遣いかつ徹底した管理を行う、業界のジャンヌダルク。常に学び続けるひたむきで真摯な仕事ぶりは、人の心にやる気スイッチを灯します。 トークセッション序盤の質問は、「不動産業界に入った頃の業界イメージ」。 鈴木宏さんはこんな昔のエピソードを話してくれました。 「木曜日のじゃがいも」。不動産売買の1つの手法として、不動産購入を迷っているお客様に「じゃがいもを届ける」ことをしていたそうです。当時の先輩から教わったことらしいのですが、「田舎からおばあちゃんが送ってきてくれた新鮮なじゃがいもをぜひあなたに届けたくて、お持ちしました!」これを定休明けの木曜日に行うのです。売買の営業マンのおばあちゃんが田舎にお住まいとも、農家とも限りません。スーパーで買ったじゃがいもに土や泥をつけて、水曜日の新聞紙にくるんで手渡しする。すると、いかにも田舎から届きたての新鮮なじゃがいも!「わたしの為にわざわざ持ってきてくださるなんて…。」受け取ってくれる人は、購入見込み客。逆に受け取ってくれない人は、購入見込み客にならない。「じゃがいも戦略」で、購入意思を図っていたことがありました。求められるノルマ達成のために、「やり方」を駆使し、奮闘する時代があったようです。 鈴木誠さんは、業界のイメージをこう答えていました。 「数字を上げた人が一番偉い!悪いことをしてお金を稼ぐ人こそが偉い!」当初はこのような印象をもっていたようです。 谷尚子さんは、唯一、新卒から不動産業界に従事しています。完全男性社会の管理部門の仕事のなかで、苦労が多くあったと言います。た。賃料滞納の入居者が部屋を開けた瞬間に棒をはさんでドアが閉まらないようにする!というエピソードは非常に豪快でした。 第1部の講演でもありましたが、不動産業に従事する業界関係者にとって、この仕事をネガティブにとる傾向が強いように思います。大きな金額が動くからこそ、またそのために手段を選ばない先人たちの行いが、この業界イメージを作ってしまったようです。 しかし、今ではどうでしょうか? ゲスト全員がこう答えています。 「若い人の新しい風、労働環境の改善でだいぶクリーンになった!」 「不動産業に夢をもって、入社する人が増えた!」 しかし、まだまだ業界のネガティブイメージも強く、管理業においては、若い子のメンタルがやられがちと、谷さんは言います。テクニックではなく、社員の心を守らなければならないと。 価格か?サービスか?不動産賃貸業界は二極化しています。手数料ゼロの仲介会社か、ほんとうに自分の喜びのために寄り添ってくれる仲介会社か?不動産業界は、人間力を高める仕事。だから、自分は後者で、限られたお客様に徹底して寄り添うと、鈴木誠さん。 広告規制をはじめ、まずはルールに則り、しっかりやっていく。まずは、足元。自分たちが誇りをもって仕事ができているかどうか?鈴木宏さんは、自身のあり方の大切さを説いてくれました。 彼らは、口を揃えて言います。 「自分たちが、業界全体を盛り上げたい!!!」 鈴木宏さん とにかく、「誇り」をもつこと。 誇りをもつと、目標が明確になり、従業員数も過去最大になりました。数ヶ月前にに県内に支店を広げました。 明確な目標は、リーダーとして、人材を育てる側として、人の成長を見る楽しさを感じています。だからこそ、もっとレベルの高い、専門性に特化した不動産営業マンを輩出していきたい。価値のある仕事だからこそ、価値のある人間を! 鈴木誠さん 自分の強みは「寄り添うこと」! 住む家によって、人生をが変わります。お客様の人生を考えて、仕事をすることが「喜び」です。各個人が不動産の代表という意識で、身だしなみから徹底して、自分自身が業界全体を盛り上げていきます。 谷尚子さん 不動産といえば、賃貸仲介のイメージが多く、まだまだ不動産管理会社の認識が薄いのが現状です。もっと「管理」という業界のアピールが必要と考えます。また管理の仕事は、「他人のふんどしで相撲をとる」ことです。人間VS人間の連続。感情のぶつかり合いが多い仕事ですが、本質は傷つかなくていいのです。揉め事の分だけ、人間力が鍛えられる、すばらしい仕事です。 外側ではなく、内側(自分たち)が何ができるか? 背中に何を書いて仕事をしているのか? 真摯に、自分自身と向き合うことの大切さを、トークセッションにおいて改めて再認識しました。 ゲストの皆さんの生き様は、参加者の心に希望を配っていました。これからの不動産業界が楽しみです。 自己を見つめ、学び続ける場所があります。講演会、NOVEL Academy、法人研修なんでもやります。 業界のために、社会のために、そして自分自身のために、ぜひ、共に学び続けてまいりましょう。 【お問い合わせ】 NOVEL Academy事務局 0120-23-5011 info@novelasset.co.jp Facebookページはこちら>>>