人が、気づくには順番があります。
【人が、気づくには順番があります。】 リーマンショックは、私に思わぬギフトを2つくれました。 ギフトの名前は「絶望感」そして 「喪失感」です。 経済的なダメージにプラス、先行き不安の「絶望感」 そして、金融機関に対する経営者としての信用や、大赤字を食らった敗戦でリーダーの元を スタッフが離職する「喪失感」です。 人間、ネガティブになると「出来事=自分」に置き換えてしまい前を向けなかったり、 本来やらねばならぬことから背を向けてしまう「逃避」を繰り返します。 その結果、ほんとうは、この仕事は合っていなかったのでは?という 「疑い」の方向に自分を持っていこうとします。 私もそうでした。 苦しくなると、逃げたくなるのは、人の常。 何か違うもので、自分に価値をつけようとする 「代用品」を探したり放っておくと色んなものを探して徘徊します。 「男性の浮気も承認の代用品」です(笑) ネガティブな出来事が起こった後の自分の行動パターンを 知っておくことはかなり重要です。 でも、これらの事は、私に大きな気づきをくれました。 「絶望」は「希望」 「喪失」は「既得」(すでにあるもの) 「逃避」は「挑戦」 「疑い」は「確信」 に変わりました。 そこに孫子が当てはまります。 孫子の言うところの 「道、天、地、将、法 (どう・てん・ち・しょう・ほう)」があります。 これをビジネスに置き換えてご説明させてください。 道とは、「働く意味の見つけ方」です。自分が何のために働いているのか? 普段からは考える方は少ないかもしれません。でも、それは、平時であって、 実際に危機的な状況で矢面に立てば、あって当たり前のものが無くなれば 考える様になります。 何のために仕事やっているのか?を自分に問います。 本当はやりたいことが他にあったのではないか? 「自分ファースト」的なものが流行ってますが、 ズレてる人もいらっしゃいます。 好き勝手にするってことでなく、自分のよろこびで相手(世界)のよろこび と繋がろうとすることです。 自分を自由にすることはとても大切ですが、自由と甘えは違います。 ここを一緒にすると遠回りになりますからご注意!! 天とは、「最高のタイミング」の掴み方です。 タイミングが合ってるか?どうか?は、自己都合だけで推し量るものではありません。 ベストな時というタイミングには、そのビジネスに関わる関係者の多くのよろこびが詰め込まれています。 「道なき者は虫に同じ」と越智会長に云われたことがあります。 私も思います。道があるから、天と繋がる。自分が時間を忘れるくらいに夢中になっている時、 天と繋がってるのです。瞑想もそれと一緒です。 例えば、私はビジネスンシーンにおいては、「不動産を通じてお客様の問題解決をする」 ことと決めています。決めているから、天と繋がり易いです。 地とは、「運」や「実力」よりも強い「ポジションの力」 運が良いとか、そうでないとかとは、言葉で説明できないからそのように言われてます。 実力とは今現在までの個人が蓄えてきたものの集大成だったりします。 世の中には「自力」もあるけど「他力」もある。ビジネスも一人で事を為そうとすると限界が来ます。 自分の実力「自力」も大切だけど、独りよがりだと意地になって空回りとかありますよね。 他人から応援される応援力「他力」をマスターするには自分のポジションをよく理解しておくこと。 そして、自力から派生した他力(応援力)をフルに使うことです。 将は、「勝手に動く最高のチーム」の作りかた 将には五つの徳が必要です。 一つ欠けても将は成立しません。 孫子は、兵は、敵の将と自分の将を比べることを 説いています。 ライバル企業と自分の会社を比較すべき要素にもなるのが、5つの徳です。 将が優れている会社というのは、より競争上有利に立て結果に繋がりやすいです。 1つめは「智」これは、「見通す力」「臨機応変」 つまり、物事の裏側にある本質などを見極めて状況を判断して、 今後どうなるかという先を見通す力のことです。 物事を深く洞察したり、広い心で見るというものの見方が大事になります。 2つめは「信」です。 部下から信頼を得ているかどうか、これはとても大事です。 部下に裏切られた経営者に多いのは、スタッフにばかり仕事をさせておいて 自分が遊んでいる人。これは今も昔も変わりません。会社を財布にする経営者です。 3つめは、「仁」です。部下や周りへの思いやりがあるからこそ信頼されます。 困難から逃げないで来た人ほど、部下にやさしい人が多いです。 自分の事しか考えていないときは、やさしさは発動しませんね。 4つめは「勇」です。これは私も多く試されましたが、決断する勇気です。 また、思い通りいかなくてもくじけない不退転の決意です。 将がヘタレると士気に影響しますから!(笑) 5つ目は、「厳」です。厳しさを云います。厳格に決めたことは守る、 つまり「ブレない」ということです。 昔は、スタッフに感情で怒ってましたが、 その回数はずいぶん減ったと思います(笑)【自己申告ですが。。。】 そう言えば、越智会長がいつもおっしゃってます。 「バカな大将、敵より怖い!」(笑) この「智」「信」「仁」「勇」「厳」の5つを備えたリーダーというのは 組織において高い影響力を発揮し、その組織が存続します。 やがては勝手に動く自走式になるのです。 私も以前は、ワンマンプレーヤーでした。 しかし、このことを意識し始めて業績が各段に上がりました。 法は、「組織が成長し続ける」ルールづくりのことです。 昔作ったルールが陳腐化していないか?それを続けることによってチームに喜びが 生まれるか?法とは、ご機嫌伺いや楽をさせるために作るものではありません。 時代に望まれる会社として、進化させていくことを云います。 このように書いていくと 改めて答えはすべて「孫子」にあった!と感じます。 道、天、地、将、法(どう・てん・ち・しょう・ほう) の順番は気付く順番でもあります。 「靴下の神様」が伝える人生の大逆転方法とは? ★弊社代表小原秀紀第3弾書籍発売予約受付中!!!令和元年9月19日発売! 「孫子とのおしゃべり」こちらから予約受付中です! ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ https://bitlylink.com/jRIvC