イワンのばか
2013.12.17 | コラム
企業は中小企業であっても もっと社会へのメッセージを打ち出して良いように感じています。 わたしたちは真に心の豊かさのある社会づくりを目指しています。 真の心の豊かさのある社会とは 自分が豊かであると信じられる人が集う場所である。 トルストイの「イワンのばか」は読まれた方は多いと思います。 欲が主体となって奪い合う様を 受け入れると云う姿勢で解決していく物語です。 この世の争いに目を向けて見れば、 すべては、人の持つ不足感から生まれています。 人は、充足感を満たすため、自然や環境から何かを得ようとします。
しかし、このイワンのように、もう、すでに充分満たされている事 を
知っている人は他から物を得ようとしません。人の感情の「足りる、足りない」という思考が
周りまわって、飢餓や貧困、戦争の種となる。彼のように自分が豊かであるという意識は、
資源の枯渇を抑え、地球環境の回復、人々の争いを無くします。
わたしたちも、彼のように何か外側に期待を持たず、
自分たちが生みだす創造を楽しむことを大切としたいと思います。