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work hard,play hard。 -みんなが出社したくなるオフィス空間‐

2014.10.30 | 事例

前回お施主様の視点で、ご紹介させて頂いた、オフィスのリノベーション事例。 今回は、設計を手掛けて頂いたSOL Styleさんにお話しを聞きました。 >以前は、マンションのオープンルームのインテリアコーディネートや販促物の制作などでお世話になりました。 今回はオフィスリノベーション。最近では、海外でのお仕事も多く、展示会などにもプロダクトを出品されたりと、多岐に渡って活躍するSOL styleさん。SOL styleさんは、伊東さんと劒持さんのおふたり。どんなお仕事をされているのですか? SOL style paper restaurant > 「SOL style」では、業種:飲食店・フィットネスクラブ、オフィスのインテリアデザインをメインに、店舗コンセプトからのブランディングデザイン、プロダク ト開発、展示会企画、creative directionまでを手掛けています。また、事務所のある台東区では、シェアオフィスの経営も行っています。 _X7A8099 Photo_Ikunori Yamamoto _X7A8046 Photo_Ikunori Yamamoto _X7A8090 Photo_Ikunori Yamamoto _DSC0265 Photo_Ikunori Yamamoto >今回、「ベンフィールド・エレクトリック・ジャパン株式会社」さまに、一番最初に訪問された時の印象はいかがでしたか? IMG_0923 IMG_0933 IMG_0932 >「少し暗めで、奥が見えず、迷路みたいなオフィス」という印象でした。全貌がなかなか見えなかったので、広さのイメージがつきにくかったです。でも、パーテーションによって、一人ひとりが囲われているので、集中できそうな、キチンとしたオフィスのイメージがありました。 >設計をするうえで、特にこだわったところは、どこですか? >まずは、色々なオフィスパターンをご提案しました。「フリーデスク」「大きなテーブルをみんなで囲む」「バラバラ」「オフィス内でひとりひとりが散るように」など。 そのなかでも大きなテーマにしたかったのは、お施主さまのご希望でもある「誰かが来たら分かるようなオープンなスタイル」。パーテーションを低くして、パッと振り向いたら全体がわかるよう、一体感を意識しました。また、社長さんより「オフィスの常駐しているのは、ほとんど女性なので、女性が快適なオフィスを。」というご意見があったので、女性の意見を積極的に取り入れ、楽しく仕事ができる環境を目指しました。また、割とストイックなハードワークなお仕事なので、ゆとり、余白、癒し、オープンを意識して、濃い色ではないナチュラルさ、そして、オフィスらしく、エントランスをシックに仕上げました。見えないようにしたい人と、フルオープンにしたい人、みんなの要望を満たすパーテーション。シンプルだけど、アクセントになるように、でも邪魔にならない。角度をつけたパーテーションは、一番のこだわりです。みんなと一緒に空間をつくる過程を反映して、自分の好きなスタイルで仕事ができるように配慮しました。 >作業を進める中で、苦労した点はありますか? >パーテーションと収納スペースです。 書類が多い会社なので、いかに収納を増やして、収納するか?でも、大事なのは余白の空間。改修前は、上にも下にも横にも書類がある状態でした。現在もできるだけ同じ環境の下、作業できるように机の下や背後にも書類棚をつくりました。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA >今回のリノベーション、SOL styleさんの想いは、どんなところに込められていますか? >みんなの「コミュニケーションをとりたい!」「仕事が好き!」「よりよい空間にしていきたい!」という想いをカタチに!集中とリラックスのメリハリ。収納の上に芝生あるという、癒しの環境。視界が広がることによって、気持ちのオンオフができるよう、且つより仲良く楽しく、空間を好きになってくれたらいいなって思います。 14 Photo_Ikunori Yamamoto >リノベーションを終えての感想は? >「お施主さんと一緒につくった!」というカンジがします。いつも工事が終わったら、もう手から離れてしまうので、出来上がったあとの感想などを聞くことができないので、こういうケースはレア。直に話を聞くことができるというのが、単純に嬉しいです。あと、パーテーションがなくなったので、エアコンや電気代が下がるはず。光熱費で成果が出ると嬉しいなー。 SOL styleさんの斬新なご提案とデザイン力で見事に生まれ変わったオフィス。 取材後の皆さんの笑顔、打ち合わせの時の話、工事の話、工事後の利用してみての感想など、絶えることのない話題。施主×建築主、双方が時間をかけて、じっくり話し合った結果、空間だけでなく、人と人との繋がりが生まれていました。見事な一体感に、私も笑みがこぼれます。 それでは、最後にSOL styleさんの今後の活動について、教えてください。 >最近、海外の仕事が増えて来ているので、海外から日本へ!日本から海外へ!の発信を続けることで、日本の製品とライフスタイルがミックスできればいいなと思います。 現在は、シンガポールの展示会で江戸切子の万華鏡(広田ガラス)が選定されて、出展されています。日本では、台東区のものまちのメインデザインや浅草のA-ROUNDの会場デザインを行いました。先日、10/24(金)から10/26(日)までのA-ROUNDでは、特注の段ボール什器を2300個使用して、デザインをしました。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA これだけ日本のデザインやものづくりが注目されている現在。 リノベーションも、ただ「キレイになった!」「かっこよくなった!」ということだけでなく、やっぱりヒトが使う空間として、どうあるべきなのか? そして、ヒトがいるからこそ、もっとその“場”が進化して、成長していく…。 そんなことを肌で感じさせてもらえる、ナチュラルであたたかなオフィスリノベーションでした。 オフィスや内装のレイアウトひとつで、社内の空気感はまったく変わります。 ぜひ、ヒトと人を繋ぐリノベーション。いつでもご相談ください。 ————————————————————- ご協力 SOL style 東京都台東区台東1丁目1-10台東NSビル4Fplace#001 www.sol-style.info/001.html 撮影協力 ベンフィールド・エレクトリック・ジャパン株式会社 東京都港区芝大門1-1-15 芝藤ビル4F http://www.benfield.co.jp/ ————————————————————-