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不動産の資格について

2021.02.19 | コラム

おかげさまです。

不動産コンサルタント蔭山達也です。

オーナーのための不動産チャンネルをご覧いただき、ありがとうございます。


今回は、私ごとの話ですが、昨年12月にビル経営管理士という資格試験を受けて、先日合否が出ました。お陰様で、無事合格でした。


今回、試験勉強をして改めて思ったのが、不動産は、その範囲というのがやはり広いということです。


ビル経営管理士の試験範囲は、ざっとこんな感じです。


不動産証券化などもあるため、思った以上に勉強範囲が広かったのが感想でした。


この範囲の広さは、不動産を扱う際の実務に関連していると思います。


不動産に関する法律範囲もさることながら、例えば、建築、税金、保険など、結構、広範囲の知識が必要になります。


しかし、この資格を受ける人の多くは、すでに不動産業界にいる人で、合格率が高いのも特徴です。要は基本的な下地が出来ている人のプラスαの位置付けとしての受験者が多いのです。


逆に、学生さんや主婦など、不動産を業とする者以外の人でも受験するのが、国家資格である「宅地建物取引士」です。


私自身は、17年ほど前に取得したのですが、そのときに比べると、今は、難易度は上がっているようです。

不動産に限らず、資格というのは、その人自身の厚み、なのではないかと思っています。


昨今、資格や免許を持っていれば仕事として成立するのは、ごくわずかです。


司法試験をクリアして弁護士になっても、家賃の支払いに苦労している弁護士も多くいます。難関資格の弁護士でさえ、それだけ同業で競合しているわけであって、今の時代に、資格だけで仕事を求めるのは難しいでしょう。


そのため、取得した資格を基本に、プラスαの要素が必要なのだと思います。


例えば、宅地建物取引士は、あくまでお客様への安心材料の一つではありますが、それ自体で仕事には結びつかないでしょう。


その資格は不動産業界での基本であり、基本の上に、その人の強みが何かを図る要素が、宅地建物取引士以外の資格かもしれません。


建売や戸建の売買を主とするにとっては、例えば、1級、2級の建築士など建築関係の資格などは、プラスαになります。


また、資格勉強をすることで、知っているようで知らなかったことの新たな発見もあるため、


さきほど言った、その人の厚みに繋がるのではないでしょうか。

いかがでしょうか。

今回は不動産の資格についてのお話でした。


不動産を扱う際、やはり宅地建物取引士は基本になりますが、その他にも様々な資格はあります。それぞれの資格に意味はあるのですが、単体の資格でどうこうというより、その人が何を学んで、どう不動産の仕事に生かしているのか、その基準になります。


これから資格を取得しようとされる方、とくに宅地建物取引士を目指している方は、ぜひ頑張ってください。


以上となります。


最後までご視聴いただき、ありがとうございました。

ぜひ、チャンネル登録もよろしくお願いします。

おかげさまです。蔭山達也でした。