BLOG

意外と知らないタワーマンション 地震の怖さ

2021.04.16 | コラム

おかげさまです。

不動産コンサルタント蔭山達也です。


オーナーのための不動産チャンネルを
ご覧いただき、ありがとうございます。

先月、東北を震源地とした結構大きい
地震がありましたね。

皆さん大丈夫でしたでしょうか。


関東も震度3前後になりましたが、
ちょうどそのとき、自宅にいました。


以前にも、タワーマンションのメリット
とデメリットをお届けしたのですが、
そのときは、地震を体感していません
でした。


今回はマンション28階で地震を
体感した感想をお届けします。


免震構造のマンションですが、
長周期地震動とも関連するのでしょう、
震度3の地震で、かなり長い時間、
揺れが続きました。


免震構造は、本来、地面の揺れが直接
伝わらないため、建物の揺れは地面の
揺れよりも小さくなり、
「地震がきても揺れなくなる」という
イメージがあるかもしれません。


しかし、揺れがなくなるわけではなく、
むしろ揺れる幅は大きくなります。


揺れる速さがゆっくりになるので建物や
人に危害が及びにくくなるのですが、
ちょうど船に揺られているような感じ
です。


タワーマンションだと、上層階になれば
なるほど、その感じが強いのでしょう。


免震構造は、建物内部の揺れは軽減されて、
体感する揺れは実際の3分の1から5分の1
程度に感じると言われています。


しかし、実際に体験すると、
震度3でしたが、
その規模のままの揺れが
ゆっくりと5~6分は続きました。


その結果どうなったか、

地震酔いをしました・・・


タワーマンションの眺望や充実した
共用部はやはり魅力があり、
住んでて心地よいのですが、
人によっては、
地震の長い揺れによる地震酔いは、
ストレスに感じるかもしれません。


私は、神戸に住んでいた時に
阪神淡路大震災に、東京に来て、
東日本大震災を経験したのですが、
ゆっくりと長い時間の揺れがいつまでも
続く感覚というのは初めてでした。


タワーマンションに実際に住んでみると、
色々な気づきはあります。


そのなかで、地震は、実際に経験しない
と分かりません。

地震酔いは、船酔いの感じと同じです。


東日本大震災の際には余震が
多かったので、マンション棟内の住民は、
タワーマンション独特の揺れで、
体調を崩した人もいたのではないかと
想像しました。


ポキッと折れたりしないように地震の
エネルギーを分散しているので、
必要な揺れと認識していますが、
長い時間の揺れに敏感な人は、
その点も踏まえて物件は見たほうが
良いかもしれません。


いかがでしょうか。


タワーマンションのメリットはたくさん
ありますが、住んでみて初めて分かる
部分というのもあります。


今回は、それが地震でした。


慣れる人もいればそうでない人も
いるかもしれませんが、同じマン
ション内でも、階数によっても違
ってきます。


日本はどこにいても、地震と無縁では
いられないため、これから物件を探す
人は、そのあたりも含めた捉え方をし
ていくのも大切です。


ぜひ、参考にしてみてください。


以上となります。


最後までご視聴いただき、
ありがとうございました。


ぜひ、チャンネル登録も
よろしくお願いします。


また、不動産に関するご相談は
お問い合わせからお願いいたします。

おかげさまです。蔭山達也でした。