不動産の不思議な話
おかげさまです。
不動産コンサルタント蔭山達也です。
オーナーのための不動産チャンネルを
ご覧いただき、ありがとうございます。
今回は、不動産にまつわるちょっと
不思議な現象についてお話します。
不動産は、売買の場合、売る人、買う人。
賃貸だと、貸す人、借りる人がいて
成立します。
買う人、借りる人、というのは、
物件を広告で見て、或いは不動産会社に
行って相談して、ご自身の希望に近い物
件を内覧していくことから始まります。
そのなかで、条件に合う物件があれば、
申込書を不動産会社を通じて相手方に
提出します。
相手方とは、売主であり、貸主です。
この申込書提出は、法的拘束力はない
ものの、原則としては優先権を得ること
ができます。
よく言う一番手というものです。
売買の場合はとくに審査はないのですが、
融資を利用する場合は、融資利用可能か
どうかも同時進行で行います。
賃貸の場合は、申込書を提出しても審査
というものがあり、残念ながら審査に落
ちると契約には至れません。
しかしながら、申込書は契約に進むため
の第一歩であることは変わりありません。
不思議な現象というのは、この申込みに
ついてです。
つい先日も、売買で契約した物件だった
のですが、3ヶ月ほどほとんど動きがな
いマンションが、あるとき真剣に検討を
はじめたお客様が出始めたと思ったら、
なぜか全く別のルートの不動産会社経由
で、検討をしたいので詳細資料を開示し
てほしいという反響がありました。
価格などの条件を変えたわけではないの
に、３～４組そのような声が聞こえてき
ました。
その結果、ほぼ変わらない日時で２つの
申込書が入りました。
明らかに売れやすい或いは貸しやすいな
ど、いわゆる反響が大きい物件というの
は最初からそういう現象になりますが、
不思議なのは、当初3か月は反響がほと
んどなかったにもかかわらず、さきほど
のように、1組が真剣に検討を始めたタ
イミングで、ほかにも候補者が出てくる
のです。
これは、売買に限らず賃貸でも同様の現
象がよくあります。
共鳴の作用なのか、人が人を呼ぶのか、
原因は不明ですが、時期が重なって、
複数の申し込みになるのです。
不動産業者からすると、わりと日常的な
光景でもあります。
売る側や貸す側のエージェントになるケ
ースが多い私からすると喜ばしい現象で
はありますが、買う人や借りる人からす
ると、競合がいる状況なわけです。
原則は申し込み順となります。
よく言われる1番手、2番手などです。
審査等はあるかもしれませんが、可能性
を追求するのであれば1番手に越したこと
はないですよね。
ここでお伝えしたかったのは、そういっ
た現象が日常的にあるということは、ご
自身が、この物件を買いたい、借りたい
と思っていたら、ずっと売れていない物
件であったとしても、同様に購入意欲を
もって検討している人が他にも複数いる
、ということです。
迷われたまま進むことはありませんが、
この物件を逃したら後悔するかどうか、
自分に聞いてみるのはお勧めです。
後悔すると感じる物件であれば、申し
込みに進んで、次のステップに行かれ
るのがよろしいと思います。
いかがでしょうか。
不動産は同じものは一つもありません。
また、100％自分の希望を叶えてくれる
物件もありません。
だからこそ、
ご縁を感じる感性は大切です。
そのためにも、ご自身のなかで普段から
希望や条件の優先順位は整理をされてお
くことが良いでしょう。
以上となります。
最後までご視聴いただき、
ありがとうございました。
ぜひ、チャンネル登録も
よろしくお願いします。
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お問い合わせからお願いいたします。
おかげさまです。蔭山達也でした。
