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賃貸経営 問題解決の先に見えるもの

2021.02.26 | コラム

おかげさまです。

不動産コンサルタント蔭山達也です。


オーナーのための不動産チャンネルをご覧いただき、ありがとうございます。


今回は、賃貸経営におけるクレーム解決に大切な要素となる、貸主や管理会社の、テナントとの向き合い方の姿勢についてお届けします。


一般的に、貸主の思いというのは、賃料収入へのこだわりも当然ありますが、一定のルールのなかで、建物を大切に使用してもらうことにも重きを置いています。


一方、借主は、そういった大切に使用するという思いは持ちつつも、やはり自分の主張が優先されます。オフィスや店舗であれば、建物のルールより自社の売り上げを優先したくなります。


とくに店舗の場合は、顕著にそれが現れやすく、また、店主は個性が強い方が多いのも、また特徴です。ときには、強い口調で物申されることもあるかもしれませんね。


そういったテナントと、何か問題が発生した場合、その解決に大切なのは、貸主側の向き合う姿勢です。


管理会社に依頼している場合は、もちろん任せればよいのですが、オーナーである貸主が自主管理している場合、貸主とテナントが直接対峙することもあるでしょう。


そんなとき、貸主の姿勢というのはとても大切な要素になります。


これは、常に事を構えるという、戦闘モードの意味ではありません。


あくまで、テナントの主張も聞きながら、貸主としての主張もして話し合っていくと、相手が本当は何を望んでいるのか、それが見えてくることが多いのです。


しかし、面倒さもあって、或いは対峙することで余計なストレスを抱えることが嫌で、向き合うことをしないで、貸主側の一方的な主張だけをすると、結果的に、問題を大きくしてしまうケースが見受けられます。


人は、通常とは異なる、面倒なことや嫌なことからは逃げたくなるものです。


これは本能的なものかもしれません。人は変化を嫌う生き物と言われていますよね。おそらく、DNAに組み込まれているのかもしれませんね。


しかし、一方で、(生き残ることができるのは、強いものでも賢いものでもなく、変化できる者である)というダーウィンが残した言葉にあるように、変化に対応していくことは、生き残っていくためにも大切な要素です。

生き残るとは、少し大袈裟かもしれませんが、様々な場面や市況の変化に左右されやすい賃貸経営においては、通じる考え方だと思っています。


これまで通りのことだけをすれば生き残っていける保証はありません。


そして何より、人は逃げるものから追われます。問題から背を向けても、違う形で、いつか目の前に現れます。


それであれば、解決することを先延ばしにしない、今向き合う、という姿勢が賃貸経営では大切になってきます。


いかがでしょうか。


きちんと向き合って解決した先には、それまでとは違った視点が養えて、賃貸経営における幅が生まれてくると思います。

向き合うときの最初の一歩は大変ですが、そこを乗り越えるだけでも、結果は変わってきます。


繰り返しますが、いやなこと、面倒なこと、これは賃貸経営ではよくあるのですが、人は逃げるものからは、必ずいつか追われます。時と形を変えて、その人の前に現れます。


それであれば、早く向き合っていたほうが良いですよね。今日は少し精神性の話になりましたが、覚えておいてもらえれば幸いです。


以上となります。


最後までご視聴いただき、ありがとうございました。


ぜひ、チャンネル登録もよろしくお願いします。

おかげさまです。蔭山達也でした。