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不動産経営は「社会貢献事業」です。

2014.07.10 | コラム

アベノミクス、消費税増税、オリンピック…。 さまざまな経済の動きのなかで、東京の大規模な都市開発が着々と進んでいます。 ニュースでも、不動産レポートでも、メディアに取り上げられるのは、大手建設会社施工の大規模新築ビル。 丸の内、渋谷、日本橋…、中小ビルの敷地が併合され、どれだけ新しい複合施設ができるのでしょうか? そのような大規模都市開発の裏で、悩んでいるのが、多くの中小オフィスビル。 新築VS中古、大規模VS中小…。なかなか競合になりにくいと考えられますが、意外とそうでもないのです。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA たとえば、日本を代表する大手企業は、本社・支社のほかに、多くのグループ会社を持っています。 そのグループ会社…。今まで本社の周辺の中小ビルに入居をしていた場合も多くありました。 オーナー様からすると、ビルのステイタスの一種にもなっていたことでしょう。 そのテナントが、この都市開発を期に、軒並み「退去」となり、本社ビルに内包される事例をよく見ます。 そして、そのような企業は長期入居が多いこともあり、賃料相場と比べると、高額単価。 また名のある企業なので、このような中小ビルのオーナー様は同じような規模や知名度のお客様を求める傾向が強く、なかなか新しい入居者・賃料を受け入れることができず、長期空室に繋がっている例をよく見ます。 とりあえず、不動産屋さんに任せる、お客さんが決まらない…。 イライラは募る一方、ストレスの原因にもなっているかもしれません。 これでは、せっかくの大切な不動産が資産ではなく、負債に変わってしまいます。 それでは、今後の不動産経営はどのように考えていけばよいのでしょうか? 私は、こう考えます。 不動産経営を、金銭を生み出す”物質的”な収益ではなく、 不動産を貸すこと=社会に貢献するという”精神的”な収益として考え方を転換してみる。 不動産オーナーは、誰もがなれることではありません。 そして、それ以外の人たちは、不動産を借りることによって、生活や仕事をさせて頂いており、 それはとても有難いことです。 不動産経営の本質とは、”社会貢献”なのです。 土地や建物は、お金を生みだす道具として存在するのではなく、人は利用するためにある。 それを忘れてはならないと思います。 人が利用するからこそ、賃料として、収益をもたらす。 この正しい順序を理解し、行動すれば、きっと空室対策に苦労を強いられることもありません。 まずは、「ヒト」。 利用する人のニーズに耳を傾け、意向に沿えるよう、できるだけ対応をする。 そのちょっとした気遣いや、おもてなしの心は、必ず利用者・入居者のこころに届くはずです。 わたしが普段仕事をしているなかで、特に「社会性」を感じる賃貸オフィスの事例をご紹介します。 1、Management(清掃・管理)                                       毎日、ビルの皆さんが出勤される前に清掃をされており、エントランスをはじめ、共用部はいつもピカピカ。 エアコンやトイレなどの設備の故障にもすぐに対応してくださっています。 また、外窓のクリーニングや各設備の点検についても、定期的に行っています。 入居者の皆さまが気持ちよくオフィスを使って頂けるよう、またご所有の資産を大事にされているところが、 実際の入居者満足度や入居率に直結しています。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA エントランスをはじめ、季節の花々を生けてくださったり、飾ってくださるので、 入居者さまの息抜きに、来客者さまのおもてなしになっています。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA 賃貸募集時に内覧率が高いのも、入居者さまの満足度が高いのも、入居者さまのクオリティが素晴らしいのも 物件のしつらえに比例します。そのことを改めて、勉強させて頂いております。 2、Conditions(面積、募集条件など)                                  1~4人以下の従業員が半数を占める東京の事業所。 テナントニーズに合わせた賃貸オフィスとして、会員制プランを導入している「シェアオフィス」。 1人用から選べる狭小個室スペースは40,000円台~、プランも会員制なので、初期費用が抑えられます。 新しい仕事に励む、ビジネスマンの育成として、大きな社会貢献につながっています。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA 元は、ひとつの大きなオフィススペース。 ニーズに合った面積に切り分けることで、入居を希望する「ヒト」の数も格段にあがります。 また、せっかく工事をするなら、デザイン性は非常に重要なポイントです。 コストもかかることなので、シンプルだけど、ほんのすこし「お洒落」。 これが一番難しいのですが、入居者さまが”得した気分になれる”という感情が大切です。 SOL 3、Relationship(オーナー、入居者、地域との関係性)                        オーナー=入居者。入居者=入居者。入居者=地域。 共同住宅(マンション・アパート)もオフィスビルも、たくさんのヒトが利用する建物です。 そこで利用するスペースは、お部屋内の専有部分だけでなく、エントランスや廊下などの共用部分も含まれます。 同じ建物を通じて、繋がった仲間同士。 気持ちよく場所を使えるように、お互い「挨拶」を交わし、世間話ができるような関係性ができるオフィスとなると、 トラブルの抑止効果にも繋がります。 P7041986_s こちらは、シェアオフィス利用者さまの定期ランチ会。 学食や社食のような感覚で、利用者同士で、一緒にごはんを頂きます。 世間話から情報交換、仕事のコラボまで、コミュニティからさまざまな可能性が広がります。 日本の経済を支えているのは、実力のある小さな企業の方々です。 このように、不動産オーナーは、たくさんのヒトの”生きる”を支える、大きな役割を果たしています。 だからこそ、高い意識を持って、”社会貢献”として向き合って頂きたいと思うのです。 この精神的な収益が「ありがとう」の言葉であり、長期的かつ良好な人間同士のかけがえのない繋がりとなり、 最終的に、物質的な安定した不動産収入となって還元されるのだと思います。 不動産経営でお悩みの皆様。 視点を180度変えてみては、いかがでしょうか? 具体的な活用方法については、いつでもご相談くださいませ。